Cooking with tuna

ナメちゃいけない! ツナ缶パワー

世はまさに缶詰ブーム。中でも、「ツナ缶」は、日本での売り上げは圧倒的な1位、世代を越えて幅広い人気を集めています。しかし、街の人に聞いてみると、「ツナマヨ以外の組み合わせがない」「オイルたっぷりの汁に困る」など、いろいろとお悩みが。意外と皆さん、ツナ缶をうまく活用できていなかったのです。そこで今回は、そんなお悩みを解決し、さらにツナ缶を使ったレシピを無限大にするスゴ技を探求しました。
※ツナ缶には、ノンオイルタイプと、オイルの入ったタイプがありますが、今回の番組のレシピでツナ缶といった場合は、オイルが入ったタイプを指します。

沖縄ではツナ缶が「ダシ」代わり

1人あたりのツナ缶の消費量が日本で最も多い沖縄県。スーパーを訪ねてみると、ツナ缶は、12個入りや24個入りなど、まとめ買い専用の箱で販売されていました。買い物客に話を聞いてみると、「ほぼ毎日食べる」という人がいるほど。そこで、ツナ缶料理の達人・大城良美(おおしろよしみ)さんの元を訪ね、おにぎりなどに使える沖縄の常備菜「ツナ缶の油みそ」や「ツナとキュウリの白あえ」など、ツナ缶がよく使われる料理を教えてもらいました。
中でも沖縄のツナ缶料理の特徴は、ゴーヤーチャンプルーなど、炒め物などの中に「ダシ」代わりとして加えること。沖縄料理に詳しい料理研究家の名嘉山聡子(なかやまさとこ)さんによると、ツナ缶にはうまみがたっぷり含まれていて、ダシのように炒めもの全体をまとめて味を深めてくれる効果があるそうです。
さらに、ツナ缶がダシの役割を果たす理由をさぐるため、静岡県焼津市のツナ缶工場を訪ねました。そこでは、原料となるカツオやマグロを「蒸す」ことで、ツナのおいしさを閉じ込めていることが分かりました。

【油みそ】
<材料>
・ツナ缶・・・1個(80グラム缶)

[A]
・みそ・・・80グラム
・砂糖・・・20グラム
・みりん・・・20グラム
・塩・・・少々
・しょうが・・・好みで

<作り方>
1.ツナ(缶汁ごと)を軽く炒める。
2.Aの調味料を加え1~2分炒め 完成。

【ツナときゅうりの白あえ】
<材料>
・ツナ缶・・・1個(80グラム缶)缶汁ごと
・キュウリ・・・2~3本
・水けをきった木綿豆腐・・・3分の1丁
・酢・・・適量
・塩・・・少々

【ツナ入りゴーヤーチャンプルー】
<材料・5~6人分>
・ゴーヤー・・・中2本
・ツナ缶・・・1個(80グラム缶)
・水けを切った木綿豆腐・・・半丁
・かつお節・・・12グラムほど
・卵・・・3個
・塩・・・適量
・サラダ油・・・適量

<作り方>
1.ゴーヤーに塩をふり、4~5分で水けをしぼる。
2.ちぎった豆腐を炒める。
3.ゴーヤーと ツナ(缶汁ごと)を加える。
4.かつお節・卵を入れ、 最後に塩。

【取材協力】
大城良美さん(ツナ缶料理の達人/沖縄県那覇市)
名嘉山聡子さん(料理研究家/沖縄県沖縄市)

「ツナ缶汁」を使えば1缶で2度おいしい

皆さんの、ツナ缶のお悩みで多かったのが、缶の中のオイルたっぷりの汁をどうするか、ということ。なんとなく体に悪いようなイメージがして、捨ててしまうという方もいました。しかし、調べてみると、ツナ缶汁の中には、ツナのうまみのもとであるイノシン酸や、体によいと話題のDHAやEPAが溶け出しているので、捨てるのはもったいないということが分かりました。そこで、伺ったのが、缶詰料理に詳しい料理研究家の加納栄子さんのもと。加納さんのスゴ技は、ツナ缶のW(ダブル)使い。缶の身と汁を分けて使うことで、1缶で2度、ツナのおいしさを味わうことが出来るのです。

【ツナ缶のダブル使い】
[ツナの身]
・あえもの(マヨネーズ・酢)
・ひき肉がわり(ぎょうざ・ハンバーグ・生春巻き)

[缶の汁]
・炒め物の油など
・みそ汁に
・ドレッシング

【ツナ缶汁を使ったドレッシング】
加納さんのオススメはオイル入りのツナ缶汁を使ったドレッシング。ツナ缶汁の3分の1の量の酢を加えると、ツナの風味が強すぎない、おいしいドレッシングになるそうです。さらに、加納さんがもうひとつ紹介してくれたのが、「ツナ缶汁を使った煮物」。汁の中に、コクやうまみがたっぷり入っているので、味付けも簡単にできると言います。特に加納さんのオススメは、缶汁を使った煮物にミニトマトを加えること。トマトに含まれるグルタミン酸には、ツナのイノシン酸と合わさることで、おいしさを強く感じる効果があり、さらにトマトの酸味がアクセントになっておいしさが増すと言います。

[ツナ缶汁のドレッシング]
<材料>
・ツナ缶の汁・・・大さじ1強(80グラムのツナ缶1個分)
・塩・・・小さじ4分の1
・酢・・・小さじ1
・みりん・・・小さじ1
・こしょう・・・少々

【ツナ缶汁を使った野菜の煮物】
<材料>
・じゃがいも・・・2個
・にんじん・・・2分の1本
・スナップエンドウ・・・8本
・ミニトマト・・・8個

[A]
・水・・・300cc
・ツナ缶の汁・・・大さじ1強
・しょうゆ・・・大さじ1と2分の1
・砂糖・・・大さじ1
・みりん・・・大さじ1

<作り方>
1.鍋にAの調味料、じゃがいも・にんじんを入れ、中火で10分煮る。
2.スナップエンドウを加え、2分煮る。
3.ミニトマトを入れ、1分煮て出来上がり。

【取材協力】
加納栄子さん(料理研究家・栄養士)

韓国風のツナ缶レシピ

おにぎりやサンドイッチなど、日本ではマヨネーズと合わせて使うことが多いツナ缶。しかし世界には、マヨネーズ以外にも相性がいい食材があります。そこで、向かったのは韓流の街・新大久保。韓国の料理に詳しい料理研究家のコウ静子さんと、韓国の食材を取り扱うお店を訪ねました。
そこで見つけたのは、韓国で非常に人気が高い「とうがらしツナ缶」。ツナは辛さと非常に相性がよいので、とうがらしペーストと一緒になったツナ缶が大変人気なんだそうです。韓国では鍋やチャーハン、ラーメンに加えて食べるのが定番だと言います。この「とうがらしツナ」は、家庭でも簡単に作れます。さらに、とうがらしのほかに、コウさんに教えてもらったのが、歯ごたえのよい食材とツナを合わせること。中でもオススメは、切り干し大根を使ったツナのチヂミということで、その作り方を教わりました。ポイントは、切り干し大根のシャキシャキした食感をいかすこと。ほかにも、白菜や生ワカメなどと相性がいいそうです。

【家庭で作れる とうがらしツナ】
<材料>
・ツナ缶・・・1個(80グラム缶)※汁は切っておく
・粉とうがらし・・・小さじ2分の1~小さじ1
・砂糖・・・小さじ3分の1
・おろしにんにく・・・2分の1かけ

【切り干し大根を使った とうがらしツナチヂミ】
<材料>
・切り干し大根・・・20グラム

[A]
・ツナ缶・・・1個(80グラム缶)
・細かく切った細ネギ・・・3本
・小麦粉・・・大さじ4
・卵・・・1個
・粉とうがらし・・・小さじ4分の1
・しょうゆ・・・小さじ4分の1

・ごま油・・・大さじ1

[たれの材料]
・しょうゆ・・・小さじ2
・酢・・・小さじ2
・白いりごま・・・小さじ2分の1
・粉とうがらし・・・小さじ4分の1

<作り方>
1.切り干し大根は水洗い。水けを切って、粗く刻む。
2.しょうゆを加え、 菜ばしでほぐす。
3.Aを加え、粗く混ぜる。
4.ごま油 大さじ2分の1を熱し、(3)の生地を流し込む。
5.中火で1分焼く。
6.裏返し、残りのごま油を加え、1分半焼く。
7.裏返し、30秒焼く。

【取材協力】
コウ静子さん(料理研究家)

災害時に役立つツナ缶の使い方

ツナ缶の使い道は「食べる」だけではありません。中身が入ったまま穴を開ければ、停電などの際にランプとして使用できます。訪ねたのは、東京・渋谷のガールスカウト日本連盟。こちらでは、震災後、災害で役立つ知識として、昨年10月に子どもたちに教えたものを実際にやって頂きました。ランプを燃やしたあと、ツナ缶の中身は食べることが出来ます。非常時の食料としてだけでなく、明かりとりにも使えるツナ缶ランプ。番組で3種類のツナ缶で実験してみると、大体1時間以上は火がもつことが分かりました。

<作り方>
1.プラスドライバーなどを使って、ツナ缶の真ん中に穴を開けます。
2.ティッシュを3センチほどの長さに切り、こより状にして穴に詰めます。
3.ライターなどで火をつければ完成。

・うまく火がつかなかったり、途中で火が消えてしまったりする場合は、ティッシュがうまく油を吸えていないので、ティッシュの芯を替えてみてください。
・燃焼時間は、メーカーや製品ごとの油の量によって異なります。何度か芯を交換しながら使用してください。
・くれぐれも、けが、火事ややけど、換気にはご注意ください。
・ツナ缶ランプは火をつけてもそれほど熱くはなりませんが、念のため下には陶器の皿などを置くことをお勧めします。

[ツナ缶ランプの注意点]
・オイル入りのもの
・ケガ、火事、やけど、換気に注意
・陶器などの皿の上で
・食べる時は早めに

Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s