Memai or dizziness from NHK TV’s Asaichi Programme

6月4日(月)
あさドク めまいをなくせ!

専門家ゲスト:間野忠明さん(岐阜医療科学大学 学長 )、肥塚泉さん(聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科 医師)、村上正人さん(日本大学医学部附属板橋病院心療内科 医師)
ゲスト:内藤剛志さん(俳優)、山口もえさん(タレント)
リポーター:松田利仁亜アナウンサー
天気が変わりやすく気圧の変化が激しい、梅雨の時期。「めまい」を感じる方も多いのではないでしょうか。ひどい場合は起き上がれないほど強いめまいとなったり、吐き気や頭痛を伴う場合もあり、日常生活に大きく影響します。
めまいを訴える人の多くは、更年期前後の女性。2010年に厚生労働省が行った調査では、40代女性の3人に1人は、めまいの症状を自覚していました。
しかし、「いつものことだから」「どうせ治らないから」「更年期の症状だから」と、治療をしないまま、悩まされている人も少なくありません。
めまいの正体と原因を見極めれば、多くの場合症状の緩和や治療ができます。
番組では、代表的な3つのめまいを徹底的に解剖。それぞれの専門家とともに、そのめまいをなくす方法をたっぷりお伝えしました。

めまいの症状は、さまざまで原因も多岐にわたります。
そこで今回『あさイチ』では、めまいの中でも「クラッとめまい」「グルグルめまい」「フワフワめまい」の3つのめまいに焦点をあててお伝えしました。
「クラッとめまい」は自分で防げる

急に立ち上がった時や長時間立ち続けていると、一瞬目の前が真っ暗になる「クラッとめまい」。意識が薄れることで体のバランスを崩し、「クラッ」としてしまいます。

その正体は「起立性低血圧」という症状。寝ている状態から立ち上がった時、血圧が20以上下がってしまうことで立ちくらみをおこしているのです。
人間は、寝た状態から立ち上がると、重力で血液は下へ下がろうとします。そうならないよう、立ち上がると同時に自律神経が働いて末しょうの血管を収縮させ、血液を頭部まで滞りなく循環させます。しかし、自律神経が不安定な人は、その働きが鈍いため、血管を収縮させる指示が遅くなり、次第に頭から血液が下がっていってしまいます。これによって意識が薄れ、立ちくらみをおこしているのです。ひどくなると、失神する場合もあります。
この「クラッとめまい」は、ちょっとした生活習慣の改善を行うことで、多くの場合は自分で防ぐことができます。自律神経の働きに詳しい間野先生に伺いました。

「クラッとめまい」の対策

・朝、起きる時
急に立ち上がらず、ゆっくり時間をかけて起き上がる。水を一杯飲んでから起き上がるのもよい。

・長時間立っている時
むくみ予防の、脚を適度にしめつけるソックスをはく。(※ただし血圧が高い人は医師に相談のうえ使用してください。)
立ち仕事の最中は時々足首を動かす。

以下の二つは、起立性低血圧と同様な症状を起こす要因と対策
・風呂
熱い湯に長く入ることで血圧が下がり、頭に十分な血液が行き渡らなくなる。
<対策>
クラッとしがちな人は、ぬるめの湯で半身浴がオススメ。その場合もあまり長時間にならないようにする。浴槽から上がるときは、ゆっくりと立ち上がる。

・食事
食事をすると血液が消化器に集中し、頭に十分な血液が行き渡らなくなる。
<対策>
空腹な状態で一気にたくさん食べない。食後に、コーヒーや緑茶、紅茶などカフェインの入った飲料を飲むことで自律神経が刺激され、末端の血管が収縮する。

<取材協力>
東京女子医科大学 東医療センター 渡辺尚彦さん

「グルグルめまい」は更年期に注意
めまいの中でも一番激しいのが「グルグルめまい」。30秒~1分くらいで収まるものの、目の前の景色が回転しているように見え、ひどい時は吐き気を伴ったりします。
耳に原因のあるめまいに詳しい耳鼻科の肥塚先生に伺いました。

「グルグルめまい」で一番多いのが、「良性発作性頭位めまい症」。
原因は、耳の中にある「三半規管」と呼ばれる平衡感覚をつかさどる器官の中に、「耳石」と呼ばれる炭酸カルシウムの粒が入り込み、引きおこされる病気です。この病気にかかりやすいのは更年期の女性です。閉経後の女性は、女性ホルモンの低下によりカルシウム不足になり耳石がはがれやすくなります。
治療方法は、頭を動かし、三半規管に入った耳石を元の場所に戻すというもの。5分くらいの治療で7割の人に改善や症状が無くなるという効果があります。

三半規管に入ってしまった耳石が、くっついて大きくなるとグルグルめまいを感じます。日頃から運動をし頭を良く動かすことで、発症を予防することができます。

「良性発作性頭位めまい症」の予防体操

・まっすぐあおむけに寝たままの状態で行います。

右を向いて、10秒数える
まっすぐ上を向いて、10秒数える
左を向いて、10秒数える
・これを10回繰り返します。
・できれば、朝起きた時や、夜寝るときなど、1日2回行います。
※首が悪い人などは、無理に行わないで下さい。
また、「グルグルめまい」は、他の病気が隠されているケースもあります。めまいの症状とともに発症する症状で、ある程度見分けることができます。

・グルグルめまい+難聴、耳なり→メニエール病、突発性難聴
・グルグルめまい+ふらつき→前庭神経炎
・グルグルめまい+手足のしびれ→脳卒中

その他にも、難治性のめまいをリハビリで治す取り組みもご紹介しました。

<取材協力>
横浜市立みなと赤十字病院 耳鼻咽喉科 新井基洋さん
著書:「めまいは寝てては治らない」(中外医学社 1,300円)、「めまいは自分で治せる」(マキノ出版 1,300円)

「フワフワめまい」はわかりにくい!
めまいの中でも見逃しやすい「フワフワめまい」。その特長は、雲の上を歩いているような感じがする浮動性のめまいで、長時間繰り返して続くことが多い。首こりや肩こりなどの症状を伴う場合もすくなくありません。心療内科の村上先生に伺いました。

「フワフワめまい」を発症する、ストレス性めまいの治療は、体の症状としてあらわれる内耳のむくみを取る薬だけでなく、体や心の緊張を和らげる薬や、ストレスを発散させるための生活指導などを合わせて行います。

ストレスが原因のめまいを緩和する方法として、ヨガも取り上げました。
腹式呼吸を繰り返し行うことで、自律神経を安定させ、体を動かす事で筋肉の緊張をほぐしストレスの緩和に効果があるといいます。

<取材協力>
東京厚生年金病院 耳鼻咽喉科  石井正則さん

また、自律神経を安定化するのに効果がある呼吸方法をスタジオで紹介しました。

呼吸方法

・イスにリラックスして座り、行います。

両手の手のひらを上向きにして重ね、親指同士をくっつけた状態でももの上に置き、目を閉じます。(手は、座禅の時にとる手のポーズと同じような感じ)
鼻から息をゆっくりと大きく吐き出します。(10秒くらいかけて)その時、おなかにある空気を全て吐き出すように、意識してへこませます。
口から息を吸います。(3秒くらいかけて)この時もおなかを意識して膨らませます。
・これを1分間繰り返します。
・できれば、朝、夜の1日2回行います。

(指導:岐阜医療科学大学 学長 間野忠明さん)

全国にいる“めまいの専門医”を紹介しているホームページ

・日本めまい平衡医学会 めまい相談医
ホームページ:http://memai.jp/

視聴者のみなさまへ
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。

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